Kogei Art KYOTO
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2024年10月29日新增
Kogei Art KYOT0 作家 2024年秋の展覧会リポート
10月に入ると京都市内は様々なアートイベントの開催で目白押しとなります。
Kogei Art KYOT0に参加している作家の展覧会もいくつか開催されています。
今回は、その中から柴田良三氏と村田好謙氏の個展の模様をリポートします。
柴田良三展
10月12日〜20日に京都市内の「ぱるあーと」というアートギャラリーで柴田良三氏の個展が開催されました。
「ぱるあーと」は、古い京町家を改装したギャラリーで、和の日常空間テイストが工芸作品の展示とよくマッチするスペースです。
柴田氏にとっては今回がコロナ禍をはさんで4年ぶりの個展開催で、日々の生活の中で使える小品から、得意のWave Vesselや大作の花器まで幅広く多数展示されていました。
中でも、柴田作品の原点とも言える中国明朝の景徳鎮窯の青花磁器を写した作品が目を引きます。
村田好謙展 「天照の恵」 ー光と水がもたらす生命の力ー
村田好謙氏の個展は、10月17日~24日に、京都の古刹 建仁寺の小書院で開催されました。
建仁寺は、鎌倉時代初期(12世紀後半から13世紀前半)、中国で禅の教えを学び、それを日本に持ち帰った栄西禅師によって建立された、京都で最も古く最も重要な禅寺の1つで、禅文化を象徴する場所です。
この由緒ある寺の静寂な空間と、バックボーンに仏教思想を持つ村田氏の繊細かつダイナミックな作風の作品が非常によくマッチしていました。